2023年12月17日更新
le 17 décembre 2023
もはや今年中に書き終わらねば、、のフランス旅行記録になってしまいました。とは言っても思い出は永遠で、体験、経験は貴重な記憶の財産になりました。普段忘れていてもふっとした時に思い出すと「あーやっぱりフランスに行ったのね、行って良かったー」などしみじみと感じます。
と言う事で最終章です。やっとね。
今回の旅でもう一つどうしても会いたくてどうしても行きたかったところがあったのです。
コロナの最中にオンラインでフランス語のレッスンを受けていてその先生にいつも「またフランスに旅行できる様になったら絶対に会いに行くから」と話していました。コロナの最中はなかなかリアルに人に会って話すこともできなかったのでこのフランス語のレッスンの時間はとても楽しく色々お喋り出来て大切な時間でした。お互いの国のコロナに対する対策の違いから家族のことなどたくさん話をしました。私は大切にしていたペットが亡くなったり母の介護の話、子供たちのパートナーの話などもしました。もしかしたらコロナの最中は世界中で一番私の心情を知っていてくれた友人でもあったかもしれません。
アレクサ先生はオーヴェルニュ出身。フランスの真ん中よりちょっと南にある中央山塊のところのご出身です。ここは火山もありミネラルウオーターの産地でもあります。ずっと前からすごく行きたかったところ。2年半くらいレッスンを続けていて「コロナ明けてフランス行けたら絶対会いに行くね」と言い続けて来ましたが、とは言ってもコロナがいつ明けるか、私がいつフランスへ再訪出来るかは分からず、希望だけは持っていました。それがまさかこんなに直ぐにそれが叶うとは。本当に感激でした。忙しい中をスケジュール調節してくれて、お姉さんが住んでいるクレモンフェラン(オーベルニュ地方の中では一番パリに近いくらいの場所)まで来てくれて、そして会えて。。。なんて嬉しいことだったでしょう。
ここ5-6年本当に人のありがたさを感じることが多くなって来て、会いたい人には会いに行こうって思う訳。なので私もパリから4時間電車に乗り、会いに行きました。
この風景、すごいよね、やっぱり火山の街です。教会もその火山灰で造っているので黒いのです。「黒の街」とも言われるらしいです。哲学者パスカルの故郷でもあります。哲学って好きなのでなんかパスカルの故郷って聞いて嬉しかったです。
着く3日前くらいから「Yurikoはこちらで何がしたいの』と言う質問が来ていて「お任せしまーす」のモードで最初いたのですが、「あのね、それじゃこちらもどう準備していいか分からないのよ、せっかくだから楽しんで気に入ってもらいたいし」と。ですよね。ですよね。「雰囲気読んでお察しくだされ。私はどちらでもいいです」はフランスには無い(←私的意見です。)
なので「オーベルニュに来たなあって確実に思える風景、例えば火山とか近くで見たい」「教会が好きなので行きたい、特にステンドグラスを見たい」「オーベルニュのチーズ食べたい、買いたい」と伝えました。
「D’accord 良くわかった」
と言う事でそれを叶えてくれた写真が上記 着くや否やお昼食べた後直ぐに(この時点で私はワインは結構飲んでいた)お姉さんの運転する車で山の麓まで。 そしてその後2時間登山。(因みにこの時気温38℃超えかも)山の頂上から有名な「ピュイドーム」と言う火山を見る。山頂の風すごーく気持ち良かった。しかし遠くに嵐の雲が。。。そして少し空も暗い。。なので急いで下山。(大丈夫か私62.9歳体力持つかなあ膝も悪いし、、と一瞬頭をよぎりました)
下山したら直ぐにまた車で街のちょっと高級スーパーまで連れて行ってくれて「オーベルニュ地方のチーズ三昧」そして次の日は街の教会や主要ポイントに連れて行ってくれました。
帰る日もわざわざホテルの前まで来てくれて「来てくれて有り難う、また会いましょうね」って言ってくれました。たくさんたくさんフランス語も話せて本当に幸せでした。
そのあとはパリに戻って2泊。今回は一番利便性を考えてパリのど真ん中に泊まりました。混んではいましたが、ちょっと歩いて名所にも行けるし、地下鉄に乗るのも楽で良かったです。パリに住んでいる同級生の友人にも会いに行けました。お喋り楽しかった〜。
そうそう、明日帰るって言うのにいつもの通り和食も食べました。いつもながら美味しいお店。隠れ屋なのです。気持ちもお腹も日本に帰るぞ〜のリセット準備ね。
冒頭の写真はパリの街。ギャラリーラファイエットから見た風景です。いつもフランスはそこに有って、遠いけれどすごく近くに感じる私の大好きな場所です。また行こうっと。
と言う事で長々と綴ったフランス旅行記録は今日でおしまいです。お世話になった皆様と快く送り出してくれた家族に感謝です。Merci beaucoup et à bientôt
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